Agri Managerと新規雇用創出

農業分野におけるICTソリューションから生まれる新たな雇用に関する考察

(CHCペーパー Vol. 10) 要旨 農業分野におけるICTソリューションの提案が盛んである。こうした状況をポジティブに捉えれば、従来の労働集約的な産業での省略化が促進される一方、ICTをさらに普及させるためのプロモーション活動も必要となる。こうした状況の下、農業分野では、普及指導員のようなポジションは極めて重要である。つまり、農業に関する知見、防除体系、農業経営の実態を熟知していることは大きなバリューとなる。 Key words Agri Manager, ICT, AI, センサー, 圃場管理, IoT(Internet of Things)、ソリューション、高齢化、スマートフォン、通信キャリア、電波状況、クラウド型、事業継承、栽培ノウハウ、普及指導員、農業経営、防除体系 Reference ITと熟練農家の技で稼ぐ AI農業(神成淳司著、日系BP社) IoTが拓く次世代農業 アグリカルチャー4.0の時代(三輪泰史・井熊均・木通秀樹著、日刊工業新聞社) 60分でわかるITビジネス最前線(ITビジネス研究会、技術評論社) 60分でわかるIoTビジネス最前線(ITビジネス研究会、技術評論社) (注) Agri Managerについて 農業経営支援のアプリケーションソフトウェアである「アグリマネージャー(Agri Manager)」は2014年に株式会社クリエイティブハウスコーポレーションによりリリースされた。情報共有可能なユーザ数は5,000名であるため、主として中小規模の組織を対象としたERP(基幹)システムというポジショニングで製品化されている。