Agri Managerとアボカドネット

ICTソリューション実現と栽培ノウハウの提供に関する考察

(CHCペーパー Vol. 9) 要旨 農業分野におけるICTソリューションの導入が加速している。日本の場合、現在のフェーズは、従来の属人的な経営管理や、必ずしも効率的とはいえない管理手法を改善するといういわばインフラ中心のものである。一方で、農業における技術力の向上を考えるとき、そのノウハウをどのように継承するか、またどのように自らの枠組みの中に取り込むかというソフト面での活用事例は少ない。こうした状況の下、一部では栽培ノウハウをICTを利用して提供するという取り組みが行われている。 Key words Agri Manager, ICT, AI, センサー, 圃場管理, IoT(Internet of Things)、ソリューション、高齢化、スマートフォン、通信キャリア、電波状況、クラウド型、事業継承、栽培ノウハウ Reference ITと熟練農家の技で稼ぐ AI農業(神成淳司著、日系BP社) IoTが拓く次世代農業 アグリカルチャー4.0の時代(三輪泰史・井熊均・木通秀樹著、日刊工業新聞社) 60分でわかるITビジネス最前線(ITビジネス研究会、技術評論社) 60分でわかるIoTビジネス最前線(ITビジネス研究会、技術評論社) (注) Agri Managerについて 農業経営支援のアプリケーションソフトウェアである「アグリマネージャー(Agri Manager)」は2014年に株式会社クリエイティブハウスコーポレーションによりリリースされた。情報共有可能なユーザ数は5,000名であるため、主として中小規模の組織を対象としたERP(基幹)システムというポジショニングで製品化されている。